かめさん

　ある日、外で仕事の話をしていたら、なぜか足下にかめさんが・・・

え・・！何で？どこからきたの？

思わずかめさんに聞いてしまっていました。

ここにいたら車が来て危ないからと思い、会社の倉庫にあった衣装ケースに入れてどうしようかと迷っていましたが、放っておけず、結局家に連れて帰りお世話をしていました。

玄関に置いて数日様子を見ながら餌をあげたり、話しかけたりしていましたが、なんだか元気がなくなっているような・・・

自然に帰りたいのかなと思い、お休みの日に近くの水辺につれて行ってあげるとあっという間に水に入りどんどん遠くへ行ってしまいました。

あまりにもあっけない結末にちょっと寂しい気持ちになりつつ、まあ嬉しそうに水に入っていった後ろ姿を見ることができて良かったと思い帰ろうとしたとき、急いでこっちに戻ってくるかめさんの姿が・・・

え・・・！！

そして、近くまで来て、パクパクと・・最高の笑顔で？笑、「ありがとう！」とわざわざ伝えに来てくれたのでした。

　かめさん、ありがとう。いつまでも元気で幸せでいてね。