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水彩植物

繊細な心

  • 執筆者の写真: Macoron
    Macoron
  • 5月8日
  • 読了時間: 3分


私は、繊細な心の自分がずっと嫌いでした。

 

「もう〇〇ちゃんは繊細だから。」

「気にしすぎ。」

「そんな繊細でどうするの」

「もっと強くならないと。」

 

小さい頃から周りからそう言われる度に、私はみんなとは違い劣っているのだと思ってきました。

 

時々、すーっと出てくる涙。

 

なぜだか分からない寂しさ。

 

世の中には、普通はこうだよね・・・というなんだか漠然とした周囲の判断基準のようなものがあります。


その基準に当てはまるように生きないと世間からは認めてもらえないという思い込み。

 

その枠に収めようとする生き方が、私の心を縛ってしまい、本心を隠し、強く生きている自分でいなくてはと常に自分に鞭を打つようになっていたのです。

 

弱音は吐かない、男の人にも負けない・・・

 

年に1・2回、布団から起き上がれないほどの疲れと闘いながら・・・外に出れば、全くそんな素振りをみせず、平気な顔をして。

 

そんな人生を生きてきました。

 

ある時、大きな出来事がいくつも重なり、ついに人生にストップがかかりました。

 

それでも、もう頑張らなくていいよと自分を許すことができず、数年間、時が止まっていたような時間を過ごしました。

 

もう動き出さなくてはと焦る私。

 

しかし、もう気力も体力もなく、ただ親の介護と主婦業の日々・・・。

 

世の中から置いて行かれたような感覚に怯えながらも日常生活だけで精一杯で、外へ動き出せない私。

 

なんとかしようといろいろな角度から動こうとするけれど、全く何も物事が動かない。

 

沢山の涙を流しました。

 

徹底的に自分に向き合わされました。

 

そして、私は一体何者?

 

本当の私ってどれ?・・・。

 

胸が苦しくなるほどの焦りを抱えたまま、来る日も来る日も自分と向き合う時間。

 

そうして、私は、なんてもったいない生き方をしてきてしまったのだろう・・・と。

 

なぜ、ありのままの私を生きてこなかった?・・・。

 

やっとありのままの私でよかったのだと気づいた時、私を心から愛おしいと思えるようになり、自然と涙が溢れました。

 

その頃から、私の本当の人生が動き出しました。

 

少しずつ、少しずつ。

 

これまでの生き方を変えるというのは、とても勇気がいることです。

 

半世紀の生き癖を外していく作業は、とても困難な日々でした。

 

そして、本当の私を認められた時から、不思議と心の揺らぎがなくなり、私はありのままの私でいいんだよと自分を許すことができるようになったのです。

 

どんな自分も受け入れてあげること。

 

怒っている自分

悲しい自分

怖がっている自分

悔しい自分

嬉しい自分

わくわくしている自分

 

みんなどれも私の心が感じる私だけのとても大切で特別な感情なのです。

 

みんなより敏感に人の心を感じとる私。

 

これこそが私の宝物だったのです。

 

自分はありのままで大丈夫なのだと受け入れた時、これまで感じることのできなかった安心感に包まれたのでした。

 

この自分と向き合った数年間があったからこそ、感じられる幸せ。

 

本当の私を生きるということが何よりの幸せだったのです。

 

もがき、苦しみ、自分の生きる道を探してきましたが、ここからやっと本当の道を歩んでいける気がします。


私には輝けるものは何もないと思っていたけれど、生きるために必要なものは、すでに全部自分の中にあって、そして、苦しんできた繊細さこそが一番の宝だったのです。

 

神々のみなさま、ご先祖様、お父さん、お母さん、私は、やっと気づくことができました。

 

いつも見守ってくださり、ありがとうございます。

 

今日も、私を生きているということを心で感じながら、人生を楽しんでいこう。




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